セラーセントラルとは?8つのメニューでできることとアカウント健全性の見方を解説

Amazonに出品登録を済ませたものの、管理画面を開いた瞬間に手が止まってしまう。

メニューが並び、専門用語が並び、どこから触ればよいのか分からない。

こうした状態でつまずく方は少なくありません。

実際のところ、日常的に使うメニューは限られています。

そして、売上よりも先に確認すべき画面がひとつあります。アカウントの健全性を示すページです。

この記事では、セラーセントラルでできること、主要メニューの役割、日々の確認手順、そして見落とすとアカウントを失う指標までを順に整理します。

確認したいポイント結論詳細
セラーセントラルとは?Amazon出品者用の管理画面商品登録、在庫管理、注文処理、広告、分析までを1つの画面で行える出品者向けのツールです。
ログインできないときは?認証と通知をまず確認する二段階認証の受信設定を確認し、それでも入れない場合は登録メールの通知内容を確認します。
毎日見るべき画面は?注文とアカウント健全性未発送の注文と、パフォーマンス指標が基準を下回っていないかを確認するのが日課になります。
アカウント健全性とは?出品を続けられるかの評価注文不良率や出荷遅延率などの指標があり、基準を下回るとアカウント停止の可能性があります。

この記事でわかること

  • セラーセントラルでできることと、購入用アカウントとの違い
  • 8つの主要メニューがそれぞれ担っている役割
  • 毎日・毎週・毎月に分けた画面の見方と確認の順序
  • アカウント健全性の5つの指標と、基準を下回ったときの影響
  • ログインできない場合の原因別の対処と、アカウントを守るための設定

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目次

セラーセントラルとは?出品者専用の管理画面

セラーセントラルとは、Amazonで商品を販売する出品者が使う管理画面のことです。

商品の登録から在庫管理、注文処理、広告の運用、売上の分析までを1つの画面で扱えます。

自分の店舗を動かすための操作卓、と考えると分かりやすくなります。

購入用アカウントとは別のもの

普段の買い物で使っているアカウントとは、まったく別のものです。

すでにAmazonで買い物をしている方でも、出品用アカウントは新たに登録する必要があります

ログイン先のURLも異なるため、ブックマークしておくと迷いません。

パソコンのブラウザから利用するのが基本ですが、出品者向けのアプリも提供されています。

外出先で注文を確認したり在庫を調整したりする用途では、アプリが役立ちます。

ただし、細かい設定や新規の商品ページ作成はパソコンのほうが進めやすくなります。

セラーとベンダーの違い

Amazonで商品を扱う立場には、セラーとベンダーの2種類があります。

セラーは自分が販売者となり、価格も在庫も自分で決める形式です。

商品ページには自分のストア名が表示されます。

一方のベンダーは、Amazonに商品を卸し、販売者はAmazon自身になる形式です。

こちらは招待制で、メーカーや大手ブランドが対象になります。

個人や中小規模の事業者であれば、ほぼ例外なくセラーとしての利用になります。

利用に必要なもの

セラーセントラルを使うには、出品用アカウントの登録が必要です。

登録には本人確認書類、住所が確認できる書類、クレジットカード、銀行口座を用意します。

利用そのものに追加費用はかからず、出品プランの料金に含まれています

ただし、大口出品と小口出品では使える機能に差があります。

広告の出稿やレポートの一部は、大口出品でのみ利用できる機能です。

海外で販売する場合は、その国ごとのセラーセントラルが用意されています。

日本で登録したアカウントの画面と、他国の画面は別のものとして扱われます。

8つの主要メニューでできること

画面上部に並ぶメニューには、それぞれ役割があります。

すべてを覚える必要はなく、まずは使う頻度の高いものから把握すれば十分です。

1.在庫(カタログ)

商品の登録と管理を行うメニューです。

既存の商品ページに出品する操作も、新しい商品ページを作る操作もここから進めます。

価格や在庫数の変更、出品の一時停止といった日常的な操作もこのメニューです。

商品数が増えてきたら、ファイルを使った一括の登録や更新も利用できます。

1件ずつ画面で修正するより、はるかに短時間で終わります。

倉庫へ商品を送る際の納品プラン作成も、このメニューから進めます。

どの商品を何個送るかを登録し、指定されたラベルを貼って発送する流れになります。

2.注文

入った注文を確認し、発送の処理を行うメニューです。

自己発送の場合、ここで出荷通知を送らなければ発送済みとして扱われません

通知が遅れると、後述する出荷遅延率という指標に影響します。

返品や返金の処理も、このメニューから行います。

購入者からの問い合わせに返信する画面も、この付近にまとまっています。

返信には期限の目安が設けられているため、放置しないよう注意してください

3.広告

検索結果や商品ページに広告を表示するための設定を行います。

クリックされたときにだけ費用が発生する仕組みで、1日の予算も自分で決められます。

広告の利用は大口出品プランが前提になります。

どの語句で表示されるかを設定する必要があるため、検索対策の考え方とあわせて理解しておくと効果が上がります。

関連記事:Amazon SEOとは?よくある間違いや注意点、攻略法を画像付きで徹底解説!

4.レポート

売上、閲覧数、購入率などを確認できるメニューです。

何個売れたかだけでなく、何人が見て何人が買ったかまで分かる点が重要です。

確定申告に使う取引データも、ここから書き出せます。

広告の成果を確認するレポートも、この区分に含まれます。

どの語句で実際に購入されたかを示すレポートは、商品ページの改善にも使えます

成果の出た語句を商品名や説明文に反映すれば、広告に頼らない流入を増やせます。

5.パフォーマンス

出品者としての評価を確認するメニューです。

アカウント健全性のページはここにあり、最も見落としてはいけない画面にあたります。

購入者からの評価や、規約違反の通知もこのメニューで確認します。

詳しくは後の章で扱います。

6.価格

自分の価格が競合と比べてどの位置にあるかを確認できます。

カートを取得できていない商品を一覧で把握できるため、改善の対象が見つけやすくなります。

価格の自動調整を設定する機能もありますが、最初は手動で判断するほうが感覚をつかめます。

自動調整は、設定を誤ると想定より安い価格で売れ続けることがあります。

下限価格を必ず設定し、利益が出る水準を割らないようにしてください

7.出品用アカウント情報(設定)

住所、口座情報、配送設定、休止設定などを扱うメニューです。

旅行や体調不良で発送できない期間は、ここで休止の設定をしてください

設定せずに発送が遅れると、評価にも指標にも影響します。

出品を一時的に止めたい場合、アカウントを解約する必要はありません。

休止設定をしても、倉庫に預けた在庫は販売が継続される場合があります

完全に止めたい場合は、在庫側の設定もあわせて確認してください。

8.ヘルプとサポートへの問い合わせ

操作が分からないときや、トラブルが起きたときの窓口です。

規約や手数料の最新情報も、このヘルプページで確認できます

仕様は更新されるため、判断に迷ったら公式の記載を確認する習慣をつけてください。

出典:Amazon出品サービス「セラーセントラル」の解説ページ

メニューの名称や構成は変更されることがあるため、実際の画面とあわせて確認してください。

\ 管理画面を覚えても、売る商品が決まらなければ進みません /

操作に慣れることと、売れる商品を選べることは別の話です。

公式LINEでは、需要のある市場の見極め方と、避けるべきジャンルの特徴をお伝えしています。

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日々の確認手順を3段階に分ける

すべてのメニューを毎日見る必要はありません。

毎日・毎週・毎月で分けておくと、確認漏れも作業のしすぎも防げます

毎日確認するもの

日々見るべきなのは、次の2つです。

  • 未発送の注文がないか(自己発送の場合)
  • アカウント健全性に警告が出ていないか

特に後者は、気づくのが遅れると取り返しがつかなくなります

規約違反の通知には対応の期限が設けられていることがあり、放置すると出品停止につながります。

通知はメールでも届きますが、迷惑メールに振り分けられる場合があります。

画面で直接確認する習慣をつけておくほうが確実です。

毎週確認するもの

週に一度は、在庫と価格の状況を確認します。

在庫が切れそうな商品と、逆にまったく動いていない商品を洗い出す作業です。

動いていない商品は、価格を見直すか処分するかの判断が必要になります。

広告を出している場合は、費用と成果のバランスもこの頻度で確認してください。

成果の出ていない語句に費用が流れ続けている状態は、放置すると損失が積み上がります。

毎月確認するもの

月に一度は、レポートを開いて全体の数字を振り返ります。

売上、利益、広告費、在庫金額の4つを記録に残してください

数字を並べると、どこに手を入れるべきかが見えてきます。

閲覧数と購入率も、あわせて確認したい項目です。

閲覧されていないのか、閲覧はされているが買われていないのかで、打つ手はまったく変わります。

支払明細も月に一度は開き、実際に引かれた手数料の内訳を確認しておきましょう。

想定していた金額と食い違っていれば、そこに改善の余地があります

アカウント健全性とは何か

セラーセントラルで最も重要な画面が、アカウント健全性のページです。

ここに表示される指標が基準を下回ると、出品ができなくなる可能性があります

アカウントを失うと何が起こるか

出品権限が停止されると、商品はすべて検索結果から消えます。

それだけでなく、未入金の売上金の振込も止まる場合があります

入金を前提に次の仕入れを進めていれば、資金繰りが一気に苦しくなります。

在庫を倉庫に預けていれば、その商品も動かせなくなります。

売上を伸ばす施策より、この状態を避けることのほうが優先度は高いといえます。

評価される5つの指標

顧客満足度に関する指標として、主に次の5つが見られます。

  • 注文不良率:購入者からの評価や保証申請などが影響する指標
  • 出荷前キャンセル率:出品者都合でキャンセルした注文の割合
  • 出荷遅延率:出荷予定日を過ぎてから出荷通知を送った注文の割合
  • 期日内配送率:予定日までに届いた注文の割合
  • 追跡可能率:有効な追跡番号が登録されている発送の割合

このうち、キャンセル率と出荷遅延率、追跡可能率は自己発送にのみ適用されます

発送を倉庫に任せている場合、これらの管理はAmazon側が担うことになります。

ただし、注文不良率は発送方法にかかわらず出品者の責任として扱われます。

基準として示されている数値

Amazonは、各指標に維持すべき水準を示しています。

注文不良率は1%未満、出荷前キャンセル率は2.5%未満、出荷遅延率は4%未満が目安とされています。

追跡可能率については、95%以上を保つことが求められています。

注意したいのは、注文数が少ないうちは1件の失敗が大きく響く点です。

月に20件の注文で1件の不良が出れば、それだけで5%になります。

基準はあくまで下限であり、余裕を持った運用を心がけてください。

なお、基準値や指標の内容は改定されることがあります。

最新の水準は、必ずセラーセントラルの該当ページで確認してください。

\ レポートの数字を読み解けていますか /

画面に並ぶ数字のうち、どれを見て何を判断するかが決まっていないと改善は進みません。

公式LINEでは、実際に販売している現場で使われている数字の見方を具体例つきで紹介しています。

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指標を悪化させないための4つの対策

指標が下がる原因は、ほとんどが日常の運用にあります。

先に対策を決めておけば、大きく崩れることはありません

1.在庫数を正確に保つ

在庫がないのに出品したままだと、注文が入ってからキャンセルすることになります。

出品者都合のキャンセルは、指標に直接影響します

複数の販売先で同じ在庫を扱っている場合、この事故が起こりやすくなります。

在庫が1つしかない商品は、売れた時点で速やかに出品を取り下げてください。

在庫数を実際より多く登録しておく運用は、事故のもとになります。

2.発送期限に余裕を持たせる

出荷までの日数は、自分で設定できます。

本業がある方は、短く設定しすぎないほうが安全です。

早く届くことは有利に働きますが、守れない期限を設定すれば遅延として記録されます。

出荷通知は、実際に発送した日に送ってください。

先に通知だけ送る行為は、後で問題になる可能性があります。

3.商品の説明を具体的に書く

実物と説明が食い違えば、返品や低評価につながります。

中古品であれば、傷や付属品の欠品を必ず記載してください

説明を省いたことによる返品は、注文不良率に影響する原因の代表例です。

サイズや対応機種といった条件も、具体的に書くほど問い合わせが減ります。

梱包が不十分で破損した場合も、同じく評価に跳ね返ります。

4.発送を外部に任せる選択肢を持つ

自己発送では、配送に関する指標をすべて自分で管理することになります。

倉庫に預ける形にすれば、配送に関する部分の負担を減らせます

手数料は発生しますが、本業と両立する方にとっては現実的な選択です。

その仕組みと費用は、以下の記事で整理しています。

関連記事:AmazonせどりFBAのメリット・デメリットを徹底解説!使用方法も合わせてご紹介します!

ログインできないときの対処

つまずきやすい場面として、ログインの問題があります。

原因によって対処が変わるため、順に確認してください

認証コードが届かない場合

セラーセントラルでは、パスワードに加えて認証コードによる確認が行われます。

コードが届かない原因の多くは、登録した電話番号やメールアドレスの受信設定にあります。

海外からのメッセージを拒否する設定になっていないかを確認してください。

電話番号を変更した場合は、事前に登録情報を更新しておく必要があります。

認証アプリを使う方法に切り替えておくと、電話番号の変更に左右されにくくなります。

パスワードが分からない場合

ログイン画面から再設定の手続きを進められます。

購入用アカウントのパスワードと混同していないかも、あわせて確認してください

同じメールアドレスで両方を登録していると、混乱の原因になります。

アカウントが停止されている場合

ログインはできても、出品ができない状態になっていることがあります。

この場合は、登録したメールアドレス宛に通知が届いているはずです

通知の内容を確認し、求められている対応を行う必要があります。

商品が正規品であることの確認を求められている場合は、仕入れ元が分かる請求書や領収書を提出します。

書類を出せないと、再開できないまま在庫だけが残ることになります。

仕入れの証明になる書類は、日頃からすべて保管しておいてください。

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アカウントを失えば、それまでの実績も売上金の入金もすべて止まります。

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セラーセントラルを使ううえでの注意点

操作に慣れてきた段階で、意識しておきたい点があります。

設定ひとつで、アカウント全体に影響が及ぶ場面もあります

1.アカウントは原則1つ

出品用アカウントは、原則として1つまでと定められています。

正当な理由なく複数のアカウントを持つと、すべてに影響が及ぶ可能性があります

家族名義を借りて別のアカウントを作る行為も、関連づけられて問題になることがあります。

2.ログイン情報を共有しない

作業を手伝ってもらう場合、パスワードそのものを渡す必要はありません。

ユーザーを追加して、必要な権限だけを与える機能が用意されています

この方法であれば、担当を外れた際に権限を外すだけで済みます。

外部の業者に依頼する場合も、この形が基本になります。

誰がどの操作を行ったかを後から確認できる点も、権限管理を使う利点です。

3.仕様は変わり続ける

メニューの構成、手数料、指標の基準はいずれも改定されます。

解説記事の内容が古くなっている可能性は、常にあります

判断に関わる部分は、必ず画面上の記載を確認してください。

セラーセントラル内には、無料で学べる学習用のコンテンツも用意されています。

基本を押さえたい段階では、この公式の教材を使うのが確実です。

管理画面を使いこなした先にあること

操作を覚えることは出発点であって、目的ではありません。

画面の数字をどう判断につなげるかが、その後を分けます

見るべきは売上より購入率

売上金額だけを見ていると、改善の方向が定まりません。

閲覧数と購入率に分けて見れば、どこに原因があるかが特定できます

閲覧が少なければ検索対策、購入率が低ければ価格や画像、説明文の問題です。

原因を切り分けずに価格だけを下げると、利益を削るだけの結果になります。

作業を減らす設定を積み重ねる

在庫の自動補充設定、価格の一括変更、レポートの定期的な書き出し。

手作業で繰り返している工程は、多くが設定や機能で置き換えられます

空いた時間をリサーチや商品改良に回せば、成果の伸び方が変わります。

積み上がる形へ移行する

既存の商品ページに出品する形は、始めやすい反面、値下げ合戦から逃れられません。

自分だけが扱う商品を持てば、価格を自分で決められるようになります

販売実績やレビューも、自分のブランドに蓄積されていきます。

続く仕組みをどう作るかは、以下の記事で解説しています。

関連記事:Amazon OEMで資産形成をめざす!初心者向けに“続く仕組み”を作る方法を解説

まとめ

セラーセントラルは、商品登録から在庫管理、注文処理、広告、分析までを1つの画面で行える出品者向けの管理ツールです。

購入用アカウントとは別物であり、出品用として新たに登録する必要があります。

毎日確認するのは未発送の注文とアカウント健全性、週に一度は在庫と広告、月に一度はレポートという分け方が基本です。

アカウント健全性には注文不良率や出荷遅延率などの指標があり、基準を下回ると出品停止につながります。

指標を守るには、在庫数を正確に保ち、発送期限に余裕を持たせ、商品説明を具体的に書くことが基本になります。

アカウントは原則1つであり、ログイン情報を共有せず権限で管理してください。

まずはアカウント健全性のページを開き、警告が出ていないかを確認するところから始めてみてください。

\ 今日から確認の習慣をつけましょう /

読んだだけで終わらせず、まずはアカウント健全性のページを開いてみてください。

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