Amazonの出品方法5ステップ|大口・小口の違いと手数料、必要なものを初心者向けに解説

Amazonで商品を売りたいと思っても、最初の登録画面で手が止まってしまう方は少なくありません。
出品プランを2つのうちどちらにするか、発送を自分でやるかどうか、決めることがいくつも並ぶためです。
ただし、迷う箇所はあらかじめ決まっています。
先に判断しておくべき項目を整理しておけば、登録作業そのものは1時間ほどで終わります。
この記事では、出品前に決めておくこと、5つのステップ、費用の全体像、そして出品できない商品までを順に説明します。
手数料や仕様は改定されることがあるため、金額は必ず公式ページで最新の情報を確認してください。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
|---|---|---|
| Amazonの出品方法は? | アカウント作成から5ステップ | 出品用アカウントを作り、プランと発送方法を決め、商品を登録して価格と在庫を設定します。 |
| 大口と小口の違いは? | 月額4,900円か1商品100円か | 大口は月額4,900円で機能が広く、小口は月額無料のかわりに1商品売れるごとに100円かかります。 |
| 出品に必要なものは? | 口座・カード・本人確認書類 | アカウント作成には銀行口座、クレジットカード、本人確認書類などの登録が必要になります。 |
| 手数料はいくら? | 販売手数料は多くが5〜15.4% | カテゴリーごとに販売手数料がかかり、FBAを使う場合は配送代行手数料と保管料が加わります。 |
この記事でわかること
- 出品前に決めておくべき3つの選択(プラン・登録方法・発送方法)
- 大口出品と小口出品の料金と機能の違い、切り替えを判断する目安
- アカウント作成から商品の公開までの出品方法5ステップ
- 販売手数料やFBA手数料を含めた、出品にかかる費用の全体像
- 出品できない商品と、アカウントを守るために確認しておくこと
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Amazonに出品する前に決めておく3つのこと
登録画面に進む前に、出品プラン、商品の登録方法、発送方法の3つを決めておくと作業が止まりません。
この3つはいずれも後から変更できますが、最初に方針を持っておくほうが迷わずに進められます。
1.どの出品プランを選ぶか
Amazonの出品用アカウントには、大口出品と小口出品の2種類があります。
月にどれくらい売る見込みがあるかで、有利なプランが変わります。
オリジナル商品を新規に登録したい場合は、大口出品が前提になります。
月に数点だけ試したいのか、事業として継続する予定なのかで答えは変わります。
詳しい違いは次の章で整理します。
2.既存ページに出すか、新規で登録するか
Amazonでは、すでに存在する商品ページに出品する形と、新しく商品ページを作る形の2通りがあります。
前者は相乗り出品と呼ばれ、商品情報がすでに用意されているため登録が簡単です。
その代わり、同じページに複数の出品者が並ぶため価格競争が起こります。
後者は自分だけのページを持てるため、価格の主導権を握れます。
ただし商品情報をすべて自分で用意する必要があり、準備の手間は増えます。
まずは相乗り出品で仕組みを覚え、慣れてから新規登録に進む順序が無理なく進みます。
どちらを目指すかによって、選ぶべき出品プランも変わってきます。
3.発送を自分で行うか任せるか
注文が入った商品を自分で梱包して送る方法と、Amazonの倉庫に預けて任せる方法があります。
発送を任せる場合は手数料がかかる代わりに、作業時間を大きく削れます。
本業と両立する場合は、この選択が続けられるかどうかを左右します。
扱う商品のサイズや単価によって、有利な選択は変わります。
こちらも後の章で詳しく扱います。
大口出品と小口出品の違いと選び方
2つのプランは、料金だけでなく使える機能にも差があります。
販売見込みが月50点を超えるかどうかが、判断のおおまかな境目になります。
料金の違い
大口出品は、販売数にかかわらず月額4,900円が固定でかかります。
小口出品は月額料金がない代わりに、商品が1つ売れるごとに100円が差し引かれます。
どちらのプランでも、カテゴリーごとの販売手数料は別途発生します。
単純に計算すると、月に49点までなら小口、50点以上なら大口のほうが安くなります。
ただし機能差があるため、金額だけで決めるのは早計です。
大口出品の月額4,900円は、1点あたりの利益が1,000円の商品なら5個売れば回収できる金額です。
固定費として重く感じるかどうかは、扱う商品の単価によって変わります。
単価の高い商品を少数扱う方針であれば、販売点数が少なくても大口出品が有利になる場面があります。
機能の違い
大口出品でしか使えない機能には、次のようなものがあります。
- 新規の商品ページを作成できる(オリジナル商品の出品)
- カートボックスの獲得資格が得られる
- スポンサープロダクトなどの広告を出稿できる
- 在庫ファイルによる商品の一括登録ができる
- 売上や閲覧数を分析できるレポートを確認できる
このなかで売上への影響が最も大きいのが、カートボックスの獲得資格です。
同じ商品ページに複数の出品者が並ぶとき、購入ボタンから注文が入るのはカートを取得している出品者だけになります。
小口出品ではこの資格が得られないため、注文が入りにくくなります。
また、小口出品では出品できるカテゴリーが限られている点にも注意が必要です。
どちらを選ぶべきか
本格的に販売していく予定であれば、最初から大口出品を選んで問題ありません。
まず仕組みを試したいという段階であれば、小口出品から始めて後から切り替える形も選べます。
プランの変更はセラーセントラルの設定画面から行えます。
オリジナル商品を扱いたい、広告を使いたいという方針が決まっているなら、大口出品の一択です。
大口から小口へ戻す場合は、注意すべき点があります。
小口出品では扱えないカテゴリーがあるため、出品中の商品が販売できなくなることがあります。
倉庫に在庫を預けている場合は、返送手続きも必要になります。
切り替える前に、扱っている商品が小口出品でも販売可能かを確認してください。
\ 出品する前に、何を売るかは決まっていますか /
アカウントを作っても、扱う商品が決まらないまま止まってしまう方は多いものです。
公式LINEでは、需要のあるジャンルの見極め方と、避けるべき市場の特徴をお伝えしています。
出品前に準備しておくもの
アカウント登録の途中で書類が見つからず作業が止まる、というのはよくある場面です。
先にすべてそろえておけば、登録は一度で終わります。
登録に必要な情報と書類
出品用アカウントの作成では、おおむね次のものが求められます。
- メールアドレスと電話番号
- 有効なクレジットカード(月額料金などの支払い用)
- 売上金を受け取る銀行口座の情報
- 本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
- 住所が確認できる書類
- 法人の場合は登記情報など事業者としての情報
求められる書類は変更されることがあるため、登録画面の案内に従ってください。
本人確認では、書類の氏名や住所が登録情報と一致している必要があります。
引っ越し後に住所を更新していない書類を使うと、審査で差し戻されることがあります。
そろえておくと進みが早いもの
登録そのものには不要でも、出品段階で必要になるものがあります。
商品写真、商品名や説明文の案、梱包資材、そして中古品を扱う場合は古物商許可です。
中古品を営利目的で仕入れて売る場合、古物商許可がないまま販売を続けることはできません。
許可の交付までには40日前後かかるため、扱う商品が決まった時点で申請を進めておきましょう。
個人として登録するか、法人として登録するかも先に決めておく項目です。
副業として始める段階であれば、個人での登録で問題ありません。
後から法人へ切り替えることもできますが、手続きに手間がかかるため、法人化の予定が近いなら最初から検討しておくと無駄がありません。
Amazonの出品方法5ステップ
準備が整ったら、実際の手順に進みます。
アカウント作成から商品の公開まで、慣れれば1時間ほどで完了します。
STEP1.出品用アカウントを作成する
Amazonの出品サービスのページから登録を開始します。
買い物用のアカウントとは別に、出品用のアカウントを用意する形になります。
画面の案内に沿って、事業者情報、本人確認書類、口座情報を順に入力していきます。
本人確認の審査には数日かかることがあります。
この待ち時間のあいだに、商品写真や説明文を準備しておくと無駄がありません。
審査では、ビデオ通話による確認が行われる場合もあります。
入力した情報と書類の記載内容に食い違いがあると、審査が長引く原因になります。
氏名の漢字、住所の表記、口座名義まで、細かく一致させてから送信してください。
STEP2.出品プランと発送方法を設定する
登録時に大口出品と小口出品のどちらかを選びます。
あわせて、発送を自分で行うか、Amazonの倉庫に預けるかを決めます。
倉庫に預ける場合は、納品プランを作成して商品を送る作業が別途必要になります。
最初は自分で発送し、注文数が増えてから預ける形に切り替える進め方もできます。
STEP3.既存の商品ページに出品する
すでにAmazon上にある商品を扱う場合は、商品名やJANコードで検索して該当ページを探します。
そのページから出品操作に進み、コンディション、価格、在庫数、発送方法を入力すれば完了です。
商品情報を自分で作る必要がないため、最短で数分で出品できます。
中古品を扱う場合は、コンディションの説明を具体的に書いてください。
傷や付属品の欠品を記載しないまま販売すると、返品や低評価の原因になります。
出品する前に、そのページにすでに何人の出品者が並んでいるかを確認しておきましょう。
出品者が多いページでは、公開した直後から値下げ競争に巻き込まれます。
価格だけを見て仕入れると、出品した時点ですでに赤字ということも起こります。
STEP4.新しい商品ページを作成する
Amazon上にまだない商品を扱う場合は、商品ページを新規に作成します。
この操作は大口出品でのみ行えます。
商品名、ブランド名、商品コード、画像、箇条書き、商品説明文などを自分で入力していきます。
カテゴリーによって必須の入力項目が異なるため、事前に確認しておくと手戻りが減ります。
商品コードについては、例外が認められる場合もありますが、原則として正規のものが必要です。
STEP5.価格と在庫を設定して公開する
最後に、販売価格と在庫数を設定して出品を公開します。
価格は、手数料と送料を差し引いた後に利益が残る水準に設定してください。
相場より大幅に高い価格では売れず、安すぎれば利益が残りません。
公開後は、実際に検索して自分の商品が表示されるかを確認しましょう。
表示されない場合は、在庫数の設定漏れやカテゴリーの制限が原因であることが多くあります。
出品操作の多くは、スマートフォンの出品者向けアプリからも行えます。
外出先で在庫や価格を調整したい場合には便利ですが、新規の商品ページ作成や細かい設定はパソコンのほうが進めやすくなります。
\ 手数料を引いた後の利益を計算できていますか /
販売手数料やFBA手数料を計算に入れていないと、売れているのに利益が残りません。
公式LINEでは、実際に販売している現場で使われている利益計算の考え方を具体例つきで紹介しています。
発送方法はFBAと自己発送のどちらを選ぶか
出品後の作業量を大きく左右するのが、発送方法の選択です。
手数料を払って時間を買うか、手間をかけて費用を抑えるかという判断になります。
FBAの仕組みと向いている人
FBAは、商品をAmazonの倉庫に預け、保管から梱包、発送、問い合わせ対応までを任せられる仕組みです。
注文が入るたびの作業がなくなるため、本業と並行している方には大きな利点になります。
配送が早くなることで購入率が上がる効果も見込めます。
その代わり、配送代行手数料と在庫保管料が発生します。
単価の低い商品では手数料の比率が高くなるため、利益計算に必ず含めてください。
また、倉庫へ商品を送る際は、納品プランの作成やラベル貼りといった準備作業が発生します。
この初回の手間を面倒に感じて止まってしまう方が多いものの、一度覚えれば以降は流れ作業になります。
仕組みと費用の詳細は、以下の記事で整理しています。
関連記事:AmazonせどりFBAのメリット・デメリットを徹底解説!使用方法も合わせてご紹介します!
自己発送が向いている場面
自分で発送する形は、手数料がかからない点が最大の利点です。
扱う点数が少ない段階や、サイズが大きく保管料が高くつく商品では合理的な選択になります。
また、まず数個を試験的に売って反応を見たい場面にも向いています。
一方で、注文が入るたびに梱包と発送の作業が発生します。
出張や体調不良で発送が遅れると、評価に影響する点は理解しておいてください。
両方を使い分ける方法もある
すべてを一方に寄せる必要はありません。
回転の早い商品は倉庫に預け、大型商品や単価の低い商品は自分で送るという使い分けも可能です。
商品ごとに手数料を計算し、有利なほうを選んでください。
Amazon出品でかかる費用の全体像
出品にかかる費用は、プランの料金だけではありません。
全体像を把握していないと、売れているのに利益が残らない状態になります。
主にかかる4種類の費用
- 出品プランの費用:大口は月額4,900円、小口は1商品につき100円
- 販売手数料:商品カテゴリーごとに設定され、多くの場合は5〜15.4%
- 配送にかかる費用:自己発送なら実費、FBAなら配送代行手数料
- 在庫保管料:FBAを利用する場合に、預けている量と期間に応じて発生
このほか、返金処理手数料や、長期間売れ残った在庫にかかる料金が発生する場合があります。
広告を使う場合は、ここに広告費が上乗せされます。
出典:Amazon出品サービスの料金プランのページ
料金は改定されることがあるため、契約前に必ず公式ページで最新の金額を確認してください。
手数料を含めた利益の計算
販売価格が3,000円の商品を例に考えます。
仕入れ値が1,200円、販売手数料が1割で300円、配送関連の費用が500円かかったとします。
この場合、手元に残るのは1,000円で、利益率は約33%という計算になります。
仕入れの判断は、この差し引き後の金額を出してから行ってください。
料金の目安を確認できるシミュレーターも公式に用意されているため、出品前に試しておくと安心です。
見落とされやすいのが、返品が発生したときの費用です。
返送された商品が再販売できない状態であれば、その分は損失として残ります。
一定の割合で返品が起こる前提で、利益率には余裕を持たせておいてください。
\ 相乗り出品から抜け出したい方へ /
既存の商品ページに出品する形では、値下げ合戦から逃れることはできません。
公式LINEでは、自分だけの商品ページを持つための進め方をお伝えしています。
出品できない商品と出品制限
どんな商品でも自由に出品できるわけではありません。
知らずに違反すると、出品停止やアカウントへの影響につながります。
出品が禁止されている商品
法令で販売が制限されているもの、危険物、模倣品などは出品できません。
正規品であっても、権利者から販売を制限されている商品が存在します。
扱おうとしている商品が対象になっていないかは、仕入れる前に確認してください。
模倣品を扱った場合は、知らなかったという説明が通らないことがあります。
仕入れ先が信頼できるかどうかは、出品を続けるうえで重要な判断材料です。
仕入れの証明を求められる場面に備えて、請求書や領収書は必ず保管しておきましょう。
書類を提出できないと、出品を再開できないまま在庫だけが残ることになります。
出品許可が必要なカテゴリー
一部のカテゴリーやブランドでは、出品する前に申請と承認が必要になります。
申請には請求書などの書類を求められることがあり、承認までに日数がかかります。
仕入れた後で出品できないと判明する事態を避けるため、順序には注意してください。
対象となる範囲は変更されるため、セラーセントラルで最新の情報を確認しましょう。
自分が出品できるかどうかは、商品ページから出品操作に進んだ時点で判定されます。
制限がかかっている場合は、申請が必要である旨の案内が表示されます。
仕入れを検討している段階でこの確認を済ませておけば、売れない在庫を抱える事態を防げます。
アカウントを守るために
アカウントを失えば、それまでの実績も売上もすべて止まります。
短期的な利益より、規約を守って続けられる状態を優先してください。
特に、需要が集中している商品を買い占めて高値で売る行為は、規約と社会的な評価の両面で問題になります。
どのような行為が問題になるかは、以下の記事で整理しています。
関連記事:【転売はなぜダメなのか】7つの理由と違法ケース|正しい物販の始め方も解説
出品した後にやること3つ
公開して終わりではなく、そこからが本番です。
最初の1か月で得られるデータが、その後の改善の出発点になります。
1.商品ページを整える
商品名には、購入者が検索しそうな言葉を含めます。
型番、メーカー名、色、サイズなどを入れておくと、検索から見つけてもらいやすくなります。
画像は明るい場所で複数枚を用意し、使用シーンが伝わるものを加えてください。
1枚目の画像は背景を白にするなど、カテゴリーごとの規定に沿う必要があります。
箇条書きの欄には、購入を決める理由になる特徴を上から順に並べます。
サイズや素材といった条件は、質問や返品を減らすためにも具体的に書いておきましょう。
2.初速のデータを確認する
大口出品であれば、閲覧数や購入率をレポートで確認できます。
閲覧されていないのか、閲覧はされているが買われていないのかで、打つ手は変わります。
前者は検索対策、後者は価格や画像、説明文の問題である場合が多くなります。
原因を切り分けずに価格だけを下げると、利益を削るだけの結果になります。
購入者からの評価やレビューにも目を通してください。
梱包や説明の不足を指摘する内容は、そのまま改善点として使えます。
3.自分だけの商品ページへ移行する
既存ページへの相乗り出品は、始めやすい反面、値下げ合戦から逃れられません。
自分だけが販売する商品を持てば、価格を自分で決められるようになります。
相乗り出品で身につけたリサーチの感覚は、そのまま商品企画に活かせます。
オリジナル商品を扱うまでの流れは、以下の記事で手順ごとに整理しています。
関連記事:Amazon OEMとは?商品選定から仕入れまでのルートを物販未経験者向けに解説
まとめ
Amazonの出品方法は、アカウントを作り、プランと発送方法を決め、商品を登録して価格と在庫を設定するという流れです。
出品プランは、月に50点以上売る見込みがあるか、オリジナル商品を扱うかで判断してください。
登録には銀行口座、クレジットカード、本人確認書類が必要になります。
中古品を扱う場合は古物商許可の交付に40日前後かかるため、早めに申請しておきましょう。
費用は出品プランの料金、販売手数料、配送関連の費用、在庫保管料の4種類が基本です。
差し引き後の金額を計算してから仕入れる習慣をつければ、赤字は避けられます。
まずは必要な書類をそろえ、1商品を公開するところから始めてみてください。
\ 今日から出品の準備を進めましょう /
読んだだけで終わらせず、まずは必要な書類をそろえるところから始めてみてください。
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