Amazonせどりの始め方5ステップ|リサーチのやり方と儲からない原因、注意点を解説

Amazonせどりは、安く仕入れた商品をAmazonで販売し、その差額から手数料を引いた分を利益とする手法です。
特別な資格は不要で、資金も数万円から始められるため、物販の入口として選ばれています。
一方で、始めたものの利益が残らず離れていく方も少なくありません。
その差は才能ではなく、仕入れる前にどこまで確認しているかにあります。
価格差だけを見て仕入れると、売れ残るか、値下がりして赤字になるかのどちらかになります。
この記事では、必要な準備から始め方の5ステップ、仕入れ判断で見る数字、そして注意すべきリスクまでを順に整理します。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
|---|---|---|
| Amazonせどりとは? | 安く仕入れてAmazonで売る | 店舗やネットで安く仕入れた商品をAmazonで販売し、その差額から手数料を引いた分が利益です。 |
| 必要なものは? | アカウント・資金・ツール | 出品用アカウント、5万円から10万円の資金、価格推移を確認できるツールが基本の準備です。 |
| 仕入れの判断基準は? | 価格推移とランキングの動き | 価格差だけでなく、過去の売れ行きと出品者数を見て、差し引き後の利益額で判断します。 |
| 儲からない原因は? | リサーチ不足と手数料の計算漏れ | 売れる根拠を確認せずに仕入れ、販売手数料やFBA手数料を引かずに利益を見誤ることが主因です。 |
この記事でわかること
- Amazonせどりの仕組みと、店舗・電脳/新品・中古という型の違い
- 始めるのに必要なもの(出品用アカウント・資金・ツール・古物商許可)
- ジャンル選びから記録までの始め方5ステップ
- 仕入れる前に必ず確認する4つの数字と、仕入れ先の選び方
- 儲からなくなる5つの原因と、真贋調査など知っておくべきリスク
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Amazonせどりとは?仕組みと2つの分け方
Amazonせどりとは、店舗やネットで安く売られている商品を仕入れ、Amazonで販売して差額を得る手法です。
もともとは古書の世界で使われていた言葉ですが、現在はあらゆるジャンルの商品が対象になっています。
まずは仕組みと、よく使われる分類を整理しておきましょう。
利益が残るまでの流れ
3,000円で仕入れた商品を5,000円で販売した場合、差額の2,000円がまず生まれます。
ここから販売手数料、配送にかかる費用、梱包資材費を引いた残りが実際の利益です。
販売価格の1割から2割前後が手数料として引かれるため、差額をそのまま利益と考えてはいけません。
この例で手数料と配送費が合わせて1,200円かかれば、手元に残るのは800円になります。
利益率にすると16%です。仕入れ判断は、この差し引き後の数字を出してから行う必要があります。
店舗せどりと電脳せどり
仕入れ場所による分け方が、店舗せどりと電脳せどりです。
店舗せどりは実際に店を回り、値下げ品や在庫処分品を探す方法を指します。
現物を確認できるため状態の判断がしやすく、ライバルが同じ商品を見つけにくい点が利点です。
電脳せどりは、ネット上の店舗やフリマアプリから仕入れる方法です。
移動時間がかからず、天候や営業時間に左右されません。
その代わり、誰でも同じ画面を見られるため、価格差のある商品はすぐに買われてしまいます。
本業と両立するのであれば、平日は電脳、休日は店舗という組み合わせが現実的です。
新品せどりと中古せどり
扱う商品の状態による分け方が、新品せどりと中古せどりです。
新品は状態の説明が不要で作業が単純ですが、同じ商品を扱う出品者が多く価格競争になりやすくなります。
中古は状態によって価格に幅が出るため、利益率を高く取りやすい反面、検品と説明の手間がかかります。
中古品を営利目的で仕入れて販売する場合は、古物商許可が必要になります。
この点は次の章で扱います。
Amazonせどりを始めるのに必要なもの
始める前にそろえておくものは、それほど多くありません。
準備が足りないまま仕入れに走ることが、最初の失敗の原因になります。
1.出品用アカウントと資金
Amazonで販売するには、買い物用とは別に出品用アカウントが必要です。
登録には銀行口座、クレジットカード、本人確認書類が求められ、審査に数日かかります。
仕入れ資金は、最初は5万円から10万円程度あれば十分に検証できます。
生活費を削って大きな金額を用意する必要はありません。
むしろ、失っても生活に影響しない範囲から始めることが、続けるための条件になります。
出品プランは、月に50点以上売る見込みが立つ段階で大口出品へ切り替える形で問題ありません。
2.価格推移を確認できるツール
せどりで最も重要な情報は、その商品が過去にいくらで、どのくらいの頻度で売れていたかです。
この情報は商品ページを見ただけでは分からないため、価格やランキングの推移を記録しているツールを使います。
ブラウザの拡張機能として入れておくと、商品ページ上にグラフが表示されて確認の手間が減ります。
無料で使える範囲でも基本的な確認はできます。
仕入れ点数が増えてきた段階で、有料プランを検討すれば十分です。
あわせて、手数料を差し引いた利益を計算できる公式のシミュレーターも用意しておきましょう。
3.中古品を扱うなら古物商許可
中古品を営利目的で仕入れて販売する場合、古物商許可の取得が必要です。
申請先は営業所の所在地を管轄する警察署で、手数料は19,000円です。
交付までにはおおむね40日前後かかるため、扱う商品が決まった時点で申請を進めてください。
自宅にある不用品を売る場合や、新品のみを扱う場合は対象外です。
申請には住民票の写しや身分証明書などの書類が必要になります。
出典:警視庁「古物商許可申請」のページ
必要書類や手続きの細部は地域によって異なる場合があるため、管轄の警察署にも確認してください。
\ 何を扱うかで、かかる労力は大きく変わります /
同じ時間をかけても、選ぶジャンルによって残る利益はまったく違うものになります。
公式LINEでは、需要のある市場の見極め方と、避けるべきジャンルの特徴をお伝えしています。
Amazonせどりの始め方5ステップ
準備が整ったら、実際の流れに沿って進めます。
最初のうちは、稼ぐことよりも一連の流れを一度通すことを目標にしてください。
STEP1.扱うジャンルを1つか2つに絞る
最初に決めるのは、どの分野の商品を扱うかです。
ジャンルを絞ると相場感が早く身につき、リサーチにかかる時間が短くなります。
幅広く手を出すと、どの商品で利益が出ているのか判断できなくなります。
選ぶ基準は、自分がすでに知識を持っている分野か、調べ続けられる分野かどうかです。
サイズが大きい商品や壊れやすい商品は、送料と梱包の負担が重いため最初は避けたほうが無難です。
食品や化粧品など、出品に許可が必要なカテゴリーも初期段階では対象から外しましょう。
STEP2.リサーチして候補を出す
ジャンルが決まったら、実際に価格差のある商品を探します。
店舗であれば値下げ品の棚や在庫処分のコーナー、ネットであればセール情報から候補を拾います。
ここで価格差だけを見て判断しないことが、最も重要な分かれ目です。
見つけた商品は、次の章で扱う4つの数字を必ず確認してください。
候補が10件見つかったとして、実際に仕入れる価値があるのは1件か2件というのが通常です。
STEP3.利益を計算して仕入れる
確認が済んだら、差し引き後の利益を計算します。
販売価格から仕入れ値、販売手数料、配送関連の費用、梱包資材費を引いた金額が実際の利益です。
最初は利益率20%以上を基準にし、それを下回る商品は見送る判断をおすすめします。
1回目の仕入れは、1商品につき1個から3個程度にとどめてください。
まとめて仕入れれば単価は下がりますが、読みが外れたときの損失も比例して大きくなります。
STEP4.出品して発送する
商品が届いたら、状態を確認して出品します。
すでにAmazon上にある商品であれば、商品名やJANコードで検索してそのページから出品操作に進みます。
中古品を扱う場合は、傷や付属品の欠品をコンディション説明に具体的に書いてください。
説明を省いた結果として返品や低評価につながるケースが最も多く見られます。
発送作業の負担が重い場合は、Amazonの倉庫に預けて配送を任せる仕組みも利用できます。
手数料はかかりますが、本業と両立するうえでは検討する価値があります。
STEP5.売上と在庫を記録する
売れた商品と売れなかった商品を、必ず記録に残してください。
記録するのは、仕入れ値、販売価格、手数料、送料、そして売れるまでにかかった日数です。
この記録があるかどうかで、3か月後の伸び方がまったく変わります。
記録が溜まれば、どのジャンルや価格帯で利益が出ているかが数字で見えてきます。
利益の出ている分野に仕入れを寄せ、出ていない分野は縮小する。この繰り返しが安定につながります。
仕入れる前に確認する4つの数字
せどりの成否は、この工程にほぼ集約されます。
安いという理由だけで仕入れると、売れ残るか値下がりするかのどちらかになります。
順番に確認していきましょう。
1.販売価格の推移
まず見るのは、その商品が過去にいくらで売られてきたかです。
現在の価格が一時的に高いだけで、通常はもっと安いという商品は少なくありません。
判断の基準にすべきは今の価格ではなく、自分が売る時期にいくらになっていそうかです。
直近3か月から1年の推移を見て、値動きの幅を把握してください。
右肩下がりが続いている商品は、仕入れてから届くまでのあいだにさらに下がる可能性があります。
2.ランキングの変動
その商品が実際に売れているかを判断する材料になるのが、ランキングの推移です。
グラフが上下に細かく動いているほど、注文が入っている回数が多いことを意味します。
反対に、線が横ばいのまま動かない商品は、ほとんど売れていないと判断できます。
利益額が大きく見えても、月に1個しか売れない商品では資金が長期間動きません。
月に何個売れているかを見積もり、自分が仕入れる数量で何日かかるかを考えてください。
3.出品者数とカートの状況
同じ商品ページに何人の出品者が並んでいるかを確認します。
出品者が多いページでは、公開した直後から値下げ競争に巻き込まれます。
自分が加わることで在庫が増え、価格がさらに下がる場合もあります。
メーカー自身や大手の販売店が出品しているページも、価格面で対抗するのは難しくなります。
出品者数と、想定される月間の販売数を照らして、自分の在庫が何日で消化できるかを見積もってください。
4.差し引き後の利益額と利益率
最後に、実際に手元へ残る金額を計算します。
利益率だけでなく、1個あたりの利益額も同時に見てください。
利益率が30%でも、1個あたり300円では、月10万円を作るのに330個を扱うことになります。
梱包と発送の手間は、単価に関係なく1件ごとに発生します。
作業量を抑えたいのであれば、1個あたりの利益額を基準に加えることが有効です。
\ 仕入れ前の利益計算、抜けはありませんか /
販売手数料やFBA手数料を計算に入れていないと、売れているのに現金が増えません。
公式LINEでは、実際に販売している現場で使われている利益計算の考え方を具体例つきで紹介しています。
仕入れ先の選び方
仕入れ先によって、見つかる商品の傾向は変わります。
まず1つの仕入れ先で相場感を作り、慣れてから増やす順序が効率的です。
店舗から仕入れる場合
家電量販店、ホームセンター、リサイクルショップ、書店などが代表的です。
季節の切り替え時期や決算期には、値下げ品が集中して出ます。
同じ店を定期的に回ると、値下げの周期や棚の傾向がつかめてきます。
現物を確認できるため、中古品の状態を自分の目で判断できる点も利点です。
一方で移動時間がかかるため、1日で回れる店舗数には限りがあります。
ネットから仕入れる場合
ネット上のセール、フリマアプリ、オークションサイトなどが対象になります。
移動が不要で、空いた時間に少しずつ進められる点が最大の利点です。
その代わり、条件の良い商品は他の出品者にも見つかっているため、動きの速さが求められます。
ポイント還元やクーポンを含めた実質価格で判断すると、選択肢が広がります。
仕入れ先ごとの特徴と扱いやすい商品は、以下の記事で整理しています。
関連記事:せどり仕入先をランキングで解説!売れる商品を見つけよう。
卸やメーカーから仕入れる場合
小売価格で仕入れている限り、利益率には限界があります。
卸業者やメーカーから直接仕入れる形に移せば、原価そのものを下げられます。
継続して同じ商品を扱えるため、毎回探し直す手間も減ります。
ただし、一定の数量をまとめて発注する必要があり、在庫リスクは上がります。
せどりで相場感を身につけた後に検討する段階と考えるとよいでしょう。
Amazonせどりで儲からなくなる5つの原因
利益が残らない状態には、はっきりとした共通点があります。
先に知っておけば、ほとんどは避けられるものです。
1.価格差だけを見て仕入れる
安いという理由だけで仕入れ、そもそも需要のない商品を抱えるケースです。
安さは仕入れる理由にはならず、売れている事実だけが判断材料になります。
ランキングの動きを確認する習慣がないうちは、この失敗を繰り返します。
2.手数料を計算に入れていない
仕入れ値と販売価格の差だけを見て、利益が出ていると錯覚するケースです。
販売手数料、配送関連の費用、梱包資材費を引くと、利益が消えている商品は珍しくありません。
売上は伸びているのに現金が増えないという状態は、この計算漏れが原因です。
返品が発生したときの損失も、一定の割合で起こる前提で見込んでおいてください。
3.資金を1商品に集中させる
利益が出そうに見えた商品に、手元資金をまとめて投じてしまうケースです。
売れなければ資金が在庫として固定され、次の仕入れができなくなります。
1商品への投入額は、手元資金の1割から2割までにとどめてください。
4.出品制限を確認していない
仕入れた後で、自分のアカウントでは出品できないと判明するケースです。
カテゴリーやブランドによっては、事前の申請と承認が必要になります。
商品ページから出品操作に進めば、制限の有無はその場で確認できます。
仕入れを検討している段階でこの確認を済ませておけば、売れない在庫を抱える事態を防げます。
5.学ぶための費用が大きくなりすぎる
早く成果を出したい気持ちから、高額な講座や情報に費用をかけてしまうケースです。
支払った金額が大きいほど、それを回収するために無理な仕入れをしがちになります。
学ぶこと自体は有効ですが、仕入れ資金を圧迫するようであれば本末転倒です。
費用の相場や、避けるべき勧誘の特徴は以下の記事で整理しています。
関連記事:せどりコンサルは受けるべき?費用相場・メリットとデメリット・詐欺の見分け方を解説
\ 毎月の商品探しに終わりが見えない方へ /
仕入れ先を探し続ける形では、作業量を減らすことができません。
公式LINEでは、繰り返し売れる商品を持つための進め方をお伝えしています。
知っておくべき3つのリスクと備え方
せどりには、続けるうえで避けて通れないリスクがあります。
事前に備えておけば、事業が止まる事態は防げます。
1.真贋調査への備え
Amazonでは、出品している商品が正規品であるかの確認を求められることがあります。
その際に提出を求められるのが、仕入れ元が確認できる請求書や領収書です。
書類を出せない場合、出品を再開できないまま在庫だけが残ることになります。
対策は単純で、仕入れの証明になる書類をすべて保管しておくことに尽きます。
レシートは印字が消えることがあるため、撮影してデータでも残しておくと安心です。
個人から仕入れた商品や、仕入れ元が不明確な商品は、この点でリスクが高くなります。
2.アカウント停止と売上金の保留
規約に反した場合、出品権限が停止されることがあります。
停止されると、それまでの売上金の入金も止まる場合があります。
入金を前提に次の仕入れを進めていると、資金繰りが一気に苦しくなります。
模倣品を扱わないこと、コンディションを偽らないこと、レビューを操作しないこと。
この3つを守るだけでも、リスクは大きく下がります。
売上金がすべて入金される前提で資金計画を立てない、という備え方も有効です。
3.価格の値下がり
仕入れてから販売するまでのあいだに、価格が下がることは日常的に起こります。
新商品の発売や、セール時期の到来が主な要因です。
在庫を持つ期間が長いほど、この影響を受けやすくなります。
対策としては、回転の早い商品を選ぶこと、そして値下がりを見込んだ利益率を設定することです。
利益率が5%しかない商品は、少し値下がりしただけで赤字に転じます。
せどりで身につく力と、その次の段階
せどりは物販の入口として優れていますが、続けるうちに限界も見えてきます。
その限界をどう超えるかまで含めて考えておくと、遠回りを避けられます。
せどりで身につく3つの力
リサーチを繰り返すことで、需要のある商品を見抜く感覚が身につきます。
利益計算を繰り返すことで、手数料を含めた数字の管理ができるようになります。
そして出品と発送を経験することで、販売の流れ全体を把握できます。
これらはすべて、その後どの手法に進んでも土台になる力です。
作業量が減らないという構造
一方で、せどりには構造上の限界があります。
扱った商品が終売になれば、その売上はそこで途切れます。
毎月ゼロから商品を探し直すため、収入を伸ばすには作業量を増やすしかありません。
同じ商品を扱う出品者が増えれば、利益率も下がっていきます。
積み上がる形へ移行する
この構造から抜けるには、自分だけが扱う商品を持つ必要があります。
自社ブランドの商品であれば、値下げ合戦の対象にならず、価格を自分で決められます。
販売実績やレビューも、自分のブランドに蓄積されていきます。
せどりで身につけたリサーチ力と数字の感覚は、そのまま商品企画に活かせます。
続く仕組みをどう作るかは、以下の記事で解説しています。
関連記事:Amazon OEMで資産形成をめざす!初心者向けに“続く仕組み”を作る方法を解説
まとめ
Amazonせどりとは、安く仕入れた商品をAmazonで販売し、差額から手数料を引いた分を利益とする手法です。
必要なのは出品用アカウント、5万円から10万円程度の資金、価格推移を確認できるツールです。
中古品を扱う場合は古物商許可が必要で、交付までに40日前後かかります。
進め方は、ジャンルを絞る、リサーチする、利益を計算して仕入れる、出品する、記録するの5ステップです。
仕入れる前には、価格推移、ランキングの動き、出品者数、差し引き後の利益額の4つを必ず確認してください。
儲からなくなる原因は、価格差だけで判断すること、手数料の計算漏れ、資金の集中、出品制限の未確認にあります。
あわせて、仕入れの証明になる書類は必ず保管しておきましょう。
まずは1商品の利益を最後まで計算し、記録を残すところから始めてみてください。
\ 今日からリサーチの手順を固めましょう /
読んだだけで終わらせず、まずは1商品の利益を最後まで計算してみてください。
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