Amazonの販売数を調べる6つの方法|無料ツールと精度を上げるコツを解説

「この商品、実際にどのくらい売れているのか」——Amazonで仕入れや商品開発を考えるとき、必ず突き当たるのがこの疑問です。売れ行きが分からないまま仕入れると、手元に残るのは在庫だけになります。
Amazonは他社商品の販売個数を公開していないため、外から見える情報を組み合わせて推測することになります。ただし手順さえ押さえれば、費用をかけずに実用に足る精度まで持っていけます。
この記事では、無料でできる調べ方からKeepaや解析ツールの使い方、自社商品を実数で集計する方法までを順に扱います。調べた数字を仕入れや参入の判断にどう使うかまで具体的に見ていきましょう。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
|---|---|---|
| Amazonの販売数は正確にわかる? | 競合は推測、自社は実数 | 他社の商品は公開データからの推定値しか取れず、自社商品だけが管理画面で実数を確認できます。 |
| 無料で調べる方法はある? | ランキングと在庫確認で可能 | 売れ筋ランキングの動き、購入実績の表示、カートの在庫確認なら費用ゼロで調べられます。 |
| 一番精度が高いのは? | 解析ツールの実測データ | Keepaやセラースプライトは在庫の増減を継続記録しているため、推測より誤差が小さくなります。 |
| 調べた数字はどう使う? | 仕入れ数と参入判断の根拠 | 月間販売数が分かれば、発注ロット・在庫日数・広告予算を数字で決められるようになります。 |
この記事でわかること
- Amazonの販売数を無料で調べる方法と、その具体的な手順がわかる
- Keepaのランキンググラフと在庫推移から販売頻度を読み取れるようになる
- セラースプライトなど解析ツールで月間販売個数を確認する流れがわかる
- 自社商品の販売数をセラーセントラルで実数として集計できるようになる
- 調べた数字の精度を上げるコツと、仕入れ・参入判断への使い方がわかる
販売数の調べ方が分かっても、その数字をどう商品選定に落とし込むかで結果は変わります。
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Amazonの販売数を調べる前に知っておきたい前提
販売数の調べ方は複数ありますが、どの方法を選ぶかは「誰の商品を調べるのか」で決まります。ここでは他社と自社で取れるデータの違い、販売数と売上の関係、そして調べる目的の決め方を先に整理します。
競合の販売数は推測値しか取れない
他社が出品している商品について、Amazonが実際の販売個数を公開することはありません。つまり競合の販売数として出てくる数字は、すべて公開情報から算出した推定値です。
推定の材料になるのは、売れ筋ランキングの動き、在庫数の減り方、レビューの増加ペースといった外から観測できるデータになります。
そのため、どの方法を使っても実数とはズレが生じます。「何個売れているか」ではなく「どのくらいの規模で売れているか」を掴む道具だと考えると、使い方を誤りません。
誤差があること自体は問題ではありません。仕入れるかどうか、参入するかどうかの判断は、桁が分かれば十分に下せるからです。
自社の販売数は実数で確認できる
一方、自分が出品している商品であれば、セラーセントラルの管理画面から注文数を実数で確認できます。推測は一切必要ありません。
商品ごと、期間ごとの注文商品点数はもちろん、セッション数や転換率まで一緒に取れるため、売れ行きの理由まで追いかけられます。
この記事では前半で他社の販売数を推測する方法を、後半で自社の販売数を集計する方法を扱います。目的に合わせて読む場所を分けてください。
販売数と売上は別物として扱う
販売数を調べていると、つい「売れている=儲かっている」と結び付けてしまいがちです。ただし販売個数が多い商品ほど、単価が低く利益が薄いケースは頻繁にあります。
月500個売れていても単価800円の商品と、月30個で単価1万5,000円の商品では、後者のほうが手元に残る金額は大きくなります。
そのため、販売数を調べたら必ず販売価格と手数料を掛け合わせて、金額ベースに直してから比較してください。個数だけを並べても、扱うべき商品は選べません。
作業量の面でも違いが出ます。月500個の商品は納品や在庫管理の手間がそのまま500個分かかるため、1人で回すには重くなります。
調べる目的を先に決めておく
販売数を調べる目的は、大きく「仕入れるかどうかの判断」と「その市場に参入するかどうかの判断」に分かれます。必要な精度は前者のほうが高くなります。
せどりや転売のように単品を仕入れる場合は、月に何個売れているかを1商品単位で押さえる必要があります。在庫を抱えるリスクが直接そこにかかるからです。
OEMのように市場ごと選ぶ場合は、上位10商品の合計販売数など、市場全体の規模感を掴むほうが役に立ちます。1商品の誤差はあまり影響しません。
そもそもネット通販の需要そのものは伸び続けています。総務省統計局の家計消費状況調査によると、二人以上の世帯でネットショッピングを利用する世帯の割合は、2015年の27.6%から2025年には56.9%まで上昇しました。
参照:総務省統計局「家計消費状況調査」 https://www.stat.go.jp/data/joukyou/index.html
市場が伸びている以上、販売数の数字も年単位で変わります。古いデータを持ち出さず、直近3ヶ月から1年の範囲で見るようにしてください。
Amazonの販売数を無料で調べる3つの方法
費用をかけずに調べる方法から見ていきます。精度は有料ツールに劣りますが、商品を絞り込む段階では十分に機能します。
売れ筋ランキング(BSR)から推測する
商品ページの「登録情報」欄には、大カテゴリと小カテゴリそれぞれの売れ筋ランキングが表示されています。この順位は直近の販売実績をもとに、おおむね1時間ごとに更新されます。
順位が上がったタイミングは、その直前に商品が売れたことを意味します。順位の動きが激しいほど、頻繁に売れている商品だと判断できます。
注意したいのは、カテゴリごとに出品数が違うため、順位の意味も変わる点です。家電の1万位と、ニッチな小カテゴリの1万位では、販売数がまったく違います。
そのため、順位から販売数を読むときは同じカテゴリ内で比較してください。自分が扱っているカテゴリで「何位ならおおよそ何個」という感覚を作っておくと、判断が速くなります。
購入実績の表示とレビュー増加数を見る
商品ページには「過去1か月で◯◯点以上購入されました」という表示が出ることがあります。Amazon自身が出している数字なので、信頼度は高い部類です。
ただし全商品に表示されるわけではなく、50点以上・100点以上といった大まかな区切りでしか出ません。下限値として押さえておく使い方になります。
もう一つの手がかりがレビューの増加数です。レビューを書く購入者は全体の数%程度とされているため、1ヶ月でレビューが10件増えていれば、その数十倍の販売があったと推測できます。
レビュー投稿率は商品や施策によって大きく変わるので、これ単独で結論を出すのは避けてください。他の方法と突き合わせる補助材料として使うのが安全です。
カートに「999」と入力して在庫数を調べる
商品をカートに入れ、数量欄に半角で999と入力して更新すると、在庫が足りない場合にエラーが表示されます。このとき「この出品者のお取り扱い数は◯点です」という形で、実際の在庫数が判明します。
この作業を日を空けて2回行い、差分を取れば、その期間に何個売れたかが分かります。1週間空けて計測すれば、週あたりの販売数が見えてきます。
途中で補充されると数字が合わなくなるため、在庫が増えていた場合はその回のデータを捨てる判断が必要です。3回以上計測して傾向を見ると安定します。
出品者が複数いる商品では、出品者ごとに同じ作業を行います。手間はかかりますが、費用ゼロで実測に近い数字が取れる方法です。
無料ツールで調べた数字が本当に正しいのか、判断に迷う場面は必ず出てきます。
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Keepaを使ってAmazonの販売数を調べる手順
販売数の推測で最も使われているのがKeepaです。ブラウザ拡張機能として入れておくと、商品ページ上にグラフが表示されます。ここでは読み取り方を3つに分けて説明します。
ランキンググラフのギザギザから販売頻度を読む
Keepaのランキンググラフは、順位が良くなると下方向に振れる形で描かれます。この下向きに鋭く落ちた部分が、商品が売れた瞬間にあたります。
一定期間のグラフを表示して、この振れが何回あるかを数えれば、その期間の販売回数がおおよそ分かります。振れが密集しているほど売れ行きが良い商品です。
表示期間は3ヶ月を基本にしてください。1ヶ月だと季節要因やセールの影響を受けやすく、短期間のデータだけで判断すると読み違えます。
なお売れ筋ランキングの推移グラフは、Keepaでは有料プランの機能にあたります。無料版で見られるのは価格推移が中心です。
在庫推移と出品者データを確認する
Keepaの「Data」タブにある出品者データを開くと、セラーごとの在庫数と、直近30日間で販売された個数を一覧で確認できます。
ランキンググラフから数える方法より直接的なので、数字の裏取りに向いています。ランキングが表示されない商品でも、こちらなら売れ行きを追える場合があります。
同じ画面で「Buy Box統計情報」を見ると、カートを誰がどのくらいの割合で取っているかも分かります。Amazon本体のカート取得率が高い商品は、後から入っても売上が取りにくいという判断材料になります。
価格推移のオレンジ色の線が途切れている期間は、Amazon本体が在庫を切らしていたタイミングです。参入余地を探すときの目印になります。
Keepaで見るときの注意点
グラフはあくまで観測結果であり、Amazon公式の販売実績ではありません。在庫切れの期間はデータが途切れるため、その分を販売ゼロと誤読しないよう気をつけてください。
また、相乗り出品されている商品のグラフは、全出品者の合計を表しています。自分が参入した場合の販売数は、この数字より必ず少なくなります。
ツールでの販売頻度の見方は、【2026年最新】転売で高額で売れる商品ランキング10選|利益率の高いジャンルと仕入れ先でも具体例つきで扱っています。
解析ツールで販売個数を直接調べる
推測ではなく販売個数そのものを数字として見たい場合は、解析ツールを使います。ここでは代表的なツールの違いと、有料版を導入すべきかの判断基準を整理します。
主なリサーチツールの比較
販売数を調べる目的でよく使われるツールを並べると、次のようになります。
| ツール | 料金の目安 | 主にわかること | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Keepa | 無料プランあり/有料は月15ユーロ前後 | 価格とランキングの推移、出品者別の在庫数 | 仕入れ判断をしたい人 |
| セラースプライト | 無料枠あり/有料は月額制 | 月間販売個数、キーワード需要、市場規模 | OEMの市場調査をしたい人 |
| ERESA | 基本無料(有料プランあり) | 価格とランキングの推移、利益計算 | まず無料で試したい人 |
| モノトレーサー | 無料(登録なしでも利用可) | ランキング、月別の販売数目安、損益分岐点 | 単品を手早く調べたい人 |
せどりのように単品を仕入れるならKeepa、OEMのように市場ごと選ぶならセラースプライトという使い分けが基本です。目的が違えば、必要なデータも変わります。
料金は変動するため、導入前に各ツールの公式サイトで最新のプランを確認してください。無料枠の範囲も定期的に見直されています。
セラースプライトで月間販売個数を見る
セラースプライトは、商品ページやキーワードから月間販売個数とその推移を数字で表示してくれるツールです。価格やレビュー、送料の情報もあわせて確認できます。
キーワード単位で市場を調べられるのが強みで、検索ボリュームや上位商品の販売個数の合計から、市場規模を見積もれます。
上位20商品の販売個数を合計すれば、そのキーワードで動いている総量が分かります。自分がその市場で3位に入れたら何個売れるかを逆算できるようになります。
OEMで商品を企画するときは、この市場全体の数字が判断の中心になります。1商品の誤差より、市場の大きさと伸びのほうが結果を左右するためです。
無料で使えるツールから始める
いきなり有料ツールを契約する必要はありません。ERESAやモノトレーサーは基本機能を無料で使え、ランキング推移や月別の販売数目安まで確認できます。
モノトレーサーは会員登録なしでも利用でき、画面を下にスクロールすると月ごとの販売数と損益分岐点が並んで表示されます。単品を手早く調べたいときに向いています。
無料ツールで足りなくなるのは、扱う商品数が増えて作業時間が問題になってきた段階です。月に数十商品を調べるようになったら、有料版を検討するタイミングだと考えてください。
有料ツールの費用は月額数千円程度が中心です。1商品の仕入れ判断を1回間違える損失と比べれば、回収できる範囲に収まります。
自社の販売数はセラーセントラルで確認する
ここからは自分が出品している商品の話です。推測ではなく実数が取れるので、集計の精度を上げることに意識を向けてください。
ビジネスレポートで商品別の注文数を見る
セラーセントラルにログインし、上部メニューの「レポート」から「ビジネスレポート」を開きます。ここが自社の販売数を確認する基本の画面です。
売上ダッシュボードでは、直近の注文商品売上と注文商品数をグラフで確認できます。前日や直近数日の動きを掴みたいときに使う画面です。
日別・週別・月別の画面に切り替えると、期間ごとの推移が並びます。曜日ごとの傾向やセール期間の効果は、この画面で確認するのが早道です。
商品別の詳細ページでは、子ASINごとの注文商品点数に加えて、セッション数とユニットセッション率(転換率)も表示されます。売れた数と、その理由をセットで追えます。
注文レポートで期間を指定して集計する
より細かく集計したい場合は、「レポート」から注文レポートをCSVで書き出します。注文日・注文番号・SKU・数量・単価・返金情報が入った形式です。
表計算ソフトに取り込めば、期間×SKUで自由に集計でき、返品分を差し引いた正味の販売数も出せます。月次で在庫計画を立てるときはこちらが正確です。
ビジネスレポートの数字と注文レポートの数字が合わないことがありますが、これはキャンセルや返金の扱いが違うためです。どちらを基準にするかを先に決めておいてください。
集計期間の区切り方も揃えます。月初から月末なのか、直近30日なのかを固定しないと、前月比を比べる意味がなくなります。
販売数とあわせて確認したい3つの指標
自社の販売数を見るときは、数字を単独で追わないでください。セッション数・ユニットセッション率・返品率の3つを並べると、増減の理由まで分かります。
販売数が落ちたとき、セッション数も一緒に落ちていれば集客の問題です。検索順位の低下か、広告の停止か、どちらかを疑うことになります。
セッション数は変わらないのに販売数だけ落ちている場合は、商品ページか価格の問題です。競合が値下げしていないか、レビューが下がっていないかを確認します。
返品率は、販売数の質を測る指標です。数字が伸びていても返品が同時に増えているなら、商品説明と実物にズレがある可能性があります。
在庫レポートで売れ行きと在庫日数を見る
販売数だけを見ていると、在庫が何日分残っているかを見落とします。FBAの在庫レポートでは、販売数と在庫数から在庫日数が自動で算出されます。
在庫日数が30日を切ったら、補充のリードタイムを逆算して発注をかける、といった運用ルールを作っておくと欠品を防げます。
在庫切れは販売機会を失うだけでなく、検索順位も下げてしまいます。販売数を伸ばす取り組みと在庫管理は、常にセットで動かすものだと考えてください。
自社の数字が見えてきたら、次はその販売数を伸ばす番です。
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調べた販売数の精度を上げる4つのコツ
同じツールを使っても、見方を変えるだけで判断の精度は変わります。ここでは他社の販売数を推測するときに効く4つのポイントを挙げます。
期間は3ヶ月以上で見る
1ヶ月だけのデータは、たまたま入った大口注文やセールの影響を強く受けます。最低でも3ヶ月、可能なら1年分の推移を見るようにしてください。
季節商品かどうかも、期間を長く取らないと判断できません。夏だけ売れる商品を冬の数字で見てしまうと、仕入れの規模を大きく誤ります。
1年の推移が見られれば、伸びている市場なのか縮んでいる市場なのかも分かります。参入判断ではこちらのほうが重要になる場面もあります。
相乗り出品は出品者数で割る
同じ商品ページに複数の出品者が並んでいる場合、ツールが示す販売数はページ全体の合計です。自分が参入したときの販売数は、カートを取得している出品者数で割った値に近づきます。
月100個売れているページに出品者が5人いれば、単純計算で1人あたり20個です。さらに新規参入者はカートを取りにくいため、実際にはこれを下回ります。
この計算をせずにページ全体の数字で仕入れると、在庫が想定の何倍もの期間残ります。相乗りの場合は必ず割り算をしてから判断してください。
セール時期を除いて平常値を見る
プライムデーやブラックフライデーの期間は、販売数が普段の何倍にも跳ね上がります。この期間を含めた平均を「毎月の販売数」と考えると、大幅に過大評価します。
グラフを見るときは、セール期間の山を除いた平坦な部分を平常値として読むのが正確です。年間の仕入れ計画では、山と平常値を分けて積み上げます。
逆にセール時期の伸び幅が大きい商品は、イベントに合わせた在庫の積み増しで売上を作れる商品でもあります。どちらの見方も持っておくと役立ちます。
複数の方法を突き合わせる
1つの方法だけで判断せず、ランキングの動き・在庫の減り方・ツールの数字の3つが同じ方向を向いているかを確認してください。
3つとも近い数字が出れば、その推定はかなり信頼できます。大きく食い違う場合は、在庫切れやページの統合など、何か特殊な事情が起きている可能性があります。
手間はかかりますが、仕入れ金額が大きくなるほどこの確認が効いてきます。金額に応じて、確認する方法の数を変えるのが現実的です。
調べた販売数をどう使うか
数字は出して終わりではありません。仕入れ数量、市場選定、価格と広告の設計という3つの場面で、どう使うかを具体的に見ていきます。
仕入れ数量とロットを決める
月間販売数が分かれば、何ヶ月分を仕入れるかで発注数が決まります。月20個売れる商品で3ヶ月分を持つなら60個、という形で数量を決められます。
在庫を持ちすぎると資金が寝てしまい、次の仕入れができなくなります。逆に少なすぎると欠品して順位が下がるため、回転期間から逆算するのが基本です。
OEMの場合は工場の最小ロットという制約が加わります。月間販売数がロットを大きく下回る市場は、在庫が長期間残るため避けたほうが安全です。
仕入れに必要な資金の考え方は、せどりの資金はいくら必要?目安・内訳・調達方法・資金ショートを防ぐコツを解説で詳しく扱っています。
OEMの市場選定に使う
OEMでは、1商品の販売数より上位商品の合計販売数と、その内訳を見ます。上位が数社で寡占されているのか、多くの出品者に分散しているのかで難易度が変わります。
上位20社のうち何社がどんなセラーかまで確認すると、価格競争になりやすい市場かどうかが判断できます。販売数が多くても、勝てない市場は存在します。
市場の顔ぶれの見極め方については、AmazonOEMは中国セラーが50%を占めている?日本人セラーが勝ち続けるための3つの戦略で整理しています。
販売数が伸びていて、かつ上位が固定されていない市場が狙い目です。この2つが揃う領域を探すのが、リサーチの目的だと言えます。
競合の販売数から自分の目標を置く
参入する市場が決まったら、上位商品の販売数をそのまま自分の目標ラインに使えます。同カテゴリの5位の商品が月80個なら、まず月80個が到達点になります。
この置き方をすると、目標が現実の数字に紐づきます。根拠のない「月100万円」より、達成までの道筋が具体的に見えるようになります。
到達までの期間も逆算できます。初月に20個、3ヶ月目に50個、半年で80個という形で刻めば、月ごとに何が足りていないかを判断できるようになります。
価格設定と広告予算の根拠にする
上位商品の販売数と価格を並べると、その市場でどの価格帯が最も売れているかが見えてきます。価格を決めるときは、この売れ筋の帯から外れないことが前提になります。
販売目標を月100個と置いた場合、転換率10%なら1,000クリックが必要という逆算もできます。ここから広告予算の目安が出てきます。
調べた販売数は、仕入れだけでなく販売計画全体の土台になります。数字を出したら、必ず行動に落とすところまでやり切ってください。
調べた販売数をもとに、自分のブランドを立ち上げてみませんか。
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Amazonの販売数を調べるときの注意点
最後に、調査そのものでつまずきやすい点を4つ挙げます。どれも知らないまま進めると、判断を誤ったりアカウントに影響したりする内容です。
数字を鵜呑みにしない
ツールが表示する販売個数は、あくまで推定アルゴリズムによる出力です。同じ商品を複数のツールで調べると、数字が食い違うことは珍しくありません。
食い違いが出たときは、低いほうの数字で計画を立てるほうが安全です。仕入れは在庫リスクを伴うため、保守的に見積もって困ることはありません。
ツールの精度も更新のたびに変わります。半年前に取ったデータをそのまま使わず、判断のたびに取り直す習慣をつけてください。
ランキングが表示されない商品がある
バリエーションの子ASINなど、売れ筋ランキングが表示されない商品があります。この場合、ランキングから販売数を推測する方法は使えません。
代わりに、Keepaの出品者データで在庫の減り方を追うか、カートの在庫確認で実測する方法に切り替えます。
親ASINのランキングは表示されていても、色やサイズごとの内訳までは分かりません。バリエーション商品を扱うときは、この点を織り込んで計画してください。
規約に反する取得方法は避ける
Amazonの利用規約では、許可のない自動収集は禁止されています。自作の収集プログラムでページを大量に取得するような行為は避けてください。
KeepaやセラースプライトなどのツールはAmazonの公開情報を扱うサービスとして提供されているため、通常の使い方であれば問題ありません。
情報収集の効率を上げたい場合は、正規のツールを使うか、Amazonが提供する公式のデータ連携の仕組みを検討するのが安全な進め方です。
販売数だけで参入を決めない
販売数が多い市場は、それだけ競合も多い市場です。販売数の大きさは、そのまま自分が売れる保証にはなりません。
レビューの総数、上位商品の価格帯、広告の出稿量まで合わせて見てください。レビューが数千件積み上がった市場に、後から入って上位を取るのは簡単ではありません。
販売数は判断材料の一つであって、答えそのものではありません。複数の指標を並べて、勝てる余地があるかを見極めるところまでがリサーチです。
まとめ
Amazonの販売数は、他社の商品なら推測、自社の商品なら実数という形で調べ方が分かれます。まずどちらを知りたいのかを決めてから、方法を選んでください。
無料で始めるなら、売れ筋ランキングの動き、購入実績の表示、カートの在庫確認の3つで十分に絞り込めます。精度を求める段階になったら、Keepaや解析ツールを組み合わせる流れが効率的です。
自社商品の販売数は、セラーセントラルのビジネスレポートと注文レポートで正確に集計できます。在庫日数まで一緒に見ておくと、欠品による機会損失を防げます。
そして、調べた数字は仕入れ数量・市場選定・価格と広告の設計に落とし込んで初めて意味を持ちます。数字を出すことではなく、判断に使うことがリサーチの目的です。
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